2022年10月19日

岩沢の基本講習、懸垂下降をマスター、2022/10/17

埼玉県、亜寺の岩場で岩沢の基本講習をしてきました。
参加者2名。
最近はマンツーマンか最大2名の少人数制で講習会を行っています。
人数が多いと講習会の7割くらいが話を聞くのと他人がやっているのを見ているだけ時間が終わります。
初心者は講習を受けてから実践に移るまでに期間があくケースが多いので、数回練習しただけではまず忘れると思います。
最大2名の少人数制にしているのは、頭で理解するよりも繰り返し練習して体に染みこませてもらうためです。
多人数でワイワイやるのも楽しいですが、1回の講習会でしっかりと技術を自分の物にしていただくには少人数で繰り返し練習する時間も取ることだと思っています。

さて、小雨でした(笑)
いや、天気予報は19時から雨の予報だったのに、ふたを開けてみれば午前中は降ったりやんだりで、午後は意外に雨はやんで夕方までは大丈夫でした。
濡れた岩場はなかなかにすべりますが、それはそれで練習になるので問題ありません。難しいルートを登るのが目的の講習会ではありませんから。

今回行ったメニューは以下のような感じです。

① ギアの説明、使い方
② ロープの種類と使い分け
③ 基本的な懸垂下降、緩斜面での懸垂下降×3回ずつ
④ 基本的なロープワーク(エイト、ダブルフィッシャーマン、フリクションノット、支点構築、等)
⑤ バックアップ付き懸垂下降、急斜面×3回ずつ
⑥ 垂壁、急斜面での懸垂下降×3回ずつ
⑦ 空中懸垂下降×1回ずつ
⑧ ビレイの練習
⑨ トップロープでクライミング(5.7~5.9程度)×3本ずつ
⑩ ロープを背負って下りる繰り出し式懸垂下降 ×2回ずつ

他に要所要所細かい説明を入れましたが、
とりあえずトータルで懸垂下降は12回ずつやってもらえたので、
ある程度うんざりできたでしょう(笑)
でもね、午前中びっちり懸垂下降の練習をして、午後の最後にもう一度懸垂下降をやってもらうと意外と手際が悪くなってたりします。こんな短期間でそうなんだから、2~3回しか実践できない多人数の講習会で覚えたことなんて覚えていられるわけがないでしょう。

今回はご希望に沿って平日の月曜日に開催しました。
基本的に依頼があった時しか開催しませんので、気になる方はまずはお問い合わせいただければと思います。
ビジネスライクではなく、アットホームな感じな講習会を心がけています。
ご参加ありがとうございました。