4名で妙義山のクラシックバリエーションルート、相馬岳北稜へ。
車1台を裏妙義の旧国民宿舎駐車場にデポしてから、もう1台で北稜の取り付きへ移動。
車が2台あると無駄な林道歩きを省けます。
取付き付近は何台か車を停めることのできるスペース有り。
今回は先客が1台、でもスペース的には問題なし。
取付いてからすぐに急登になり妙義らしい岩と木の尾根になる。
しばらく行くと最初の登攀、簡単だが高さがそこそこあるのでロープを出す。
右側のクラック沿いを登るがホールド・スタンスが十分で登りやすい。
高さは8mくらいだろうか。
ここから少し進むと懸垂下降ポイント。
しっかりした支点があるのですぐに見つかると思う。
下りたら10mくらい移動して登り返し。
高さ30mほどの登攀だ。
ここもホールドは豊富でのぼりやすい。取りつきが立っているが、少し登ると傾斜が落ち着く。
上に行くにつれて傾斜は再びきつくなってくる。最後のほうは土と根っこになり、滑るから注意。
支点は途中の灌木でとる。
終了点は立ち木。
ここからしばらく進むと今回の核心部であるP12と呼ばれる岩峰が見えてくる。
下の写真の赤丸の中が核心部分、斜めに走るクラック部分の2手くらいが難しい。
黄色い丸の中にはクサリがあるが、本来はこの鎖がクラックの下から手が届くところに真っすぐ下りていなければならない。今回はクサリが引っ掛かっていて下まで届いていないようだった。前に登った誰かが引っ掛けてそのままにしていったのか、意図的なのかは知らないが、このクサリが無いと難易度がぐっと上がる。
クラック部分の出だしにスタンスが無いので離陸が難しいのと、うまく足が乗せられたあとのホールドが土なのがいやらしい。バランス系のボルダリングが得意な人はうまくぬけられるでしょう。
クサリがあればワシづかみで登れば良し、今回はクサリが無い状態でのリードだったので、登った後にクサリを下ろしました。クサリが付いている灌木は見た目は細いですがしっかりしています(現時点では)。
この核心部P12を登りきると、また下りです。
細い尾根を下っていきます。
この後懸垂下降ポイントが一か所あり、その後は足場のわるいトラバースがしばらく続きます。
そこまで抜ければあとは頂上に向けて登っていくだけです。
少々時間が押しましたが、みんな元気に登頂。
下山はサクっと2時間ほどで駐車場まで下りました。
動画もありますので、興味のある方は以下をCheck。
→ https://youtu.be/_kMzgbrJ_P8