2018年9月11日

繰り出し式懸垂下降 & 登り返し、マルチピッチ&アルパインクライミング

懸垂下降をするためにはロープを垂らさなければなりませんね。
さて、あなたはどのようにロープを設置しますか??
クライミングのゲレンデ(岩場)でよく聞くのは、
「ロープ投げまーす!!」とか、「ロープ落としまーす!!」とか叫んで、
ロープを崖下に投げるやつですよね。
下にいる人が良く見えるゲレンデや、たくさんの人が登っているゲレンデ、しっかり整備されたゲレンデではそれでも問題ないでしょう。
しかし、
マルチピッチクライミングや、アルパインクライミングでの懸垂下降はそうはいきません。
懸垂下降のロープを張る時は、決してロープを投げてはならないのです。
なぜでしょう??
1.マルチやアルパインでは登ってくるクライマーや下にいる人たちがいつも見えるとは限りません。ピッチも長かったりして「ロープ投げまーす!!」などと叫んでから投げても、後続のクライマーたちに聞こえているとは限りません。登攀中のクライマーにロープが当たる可能性があるため、決してロープを投げないでください。
2.マルチやアルパインでは岩場は整備されておらず浮石もたくさんあります。ロープを投げるという事は、ロープが岩場にぶつかりながら落ちていくという事なので、落石を誘発してしまう可能性があり非常に危険です。ロープを投げてはいけない最も重要な理由と言えます。
3.マルチやアルパインにおいて、整備されたゲレンデとは違いたくさんの木、ヤブ、ルートの屈曲などがあり、ロープを投げても引っ掛かってしまったり、ルートが曲がっているためロープが行きたい方向に落ちてくれなかったりします。ロープを投げることが色々なトラブルのもとになりかねないという事です。

上記3つの理由により、マルチピッチクライミング、アルパインクライミングにおいてロープは基本的に投げません。
ではどうするのか??
ロープをたすき掛けにして、少しずつロープを繰り出しながら懸垂下降していきます。
これにより、ルートが屈曲していても行きたい方向にロープ引っ張って行く事ができ、ロープの落下が落石を誘発することもなく、木やヤブに引っ掛かってほどくのに無駄な時間を要することもない、完璧な懸垂下降となります。

この繰り出し式懸垂下降を体得した時、どのような地形の岩場でもあなたは自ら先頭をきって懸垂下降をしていく事が出来るようになるのです。
そして先頭で懸垂下降をする時、もう一つ必要不可欠な技術があります。
それは、懸垂下降からの脱出、登り返しです。
初めてのルートの場合、ロープが下の地面(またはテラス)まで届いているのかどうか分からない時があります。また、途中の懸垂支点を見落として通り過ぎてしまった場合など、懸垂下降しているのにロープが下に届かないという状況が起こりえます。そんな時、懸垂下降を解除して、安全に登り返さなくてはなりません。

将来、自分がリーダーでマルチピッチやアルパインクライミングに行く事を目標としているなら、繰り出し式懸垂下降技術と、登り返し技術は必須項目となります。
この機会に技術を体得してみませんか??

余った時間はマルチピッチを楽しみましょう!!

● 日程 : 11月17日(土)
● 場所 : 奥多摩つづら岩
● 催行人数 : 2~3名
● 募集状況 : 1名確定(あと1~2名参加可)
● 講習料金 : 12000円(1~2名の場合)、10000円(3名の場合)
● 集合場所 : 武蔵五日市駅
● 集合時間 : 08:00頃(参加者によって調整)

持ってくる装備等は参加者の方々に直接ご連絡させていただきますので、
ここには表記しません。
参加希望者は一番下のお問い合わせフォームよりお願いします。